前回のブログでは「お腹ダイレクソロジー」をご案内しましたが、今回は自分でできるちょっとしたお腹マッサージのテクニックを紹介します。
タイマッサージでは直接お腹をマッサージし、内臓にアプローチする技がありますが、自分でもできちゃうんですよ。
椅子に座っていても、床に座っていてもできます。
私もいつもやっていますが、とてもスッキリしますよ。
【やり方】
腰を曲げて腹筋を緩ませ、指を立ててお腹に突っ込んでいきます。
足先はできるだけ遠くに置き、なおかつ膝が外側に開かないように注意します。
腰が抜けていて前屈が苦手な方は、お尻の下にクッションなどを入れるとよいでしょう。
痛いところや固いところがあれば、その部分の内臓が疲れているということです。
もちろん、便秘がちの方にも効果的です(下痢のときは強く刺激しないように!)。
お腹の真ん中辺り、おへその周りは多くの方が固いと感じると思います。
小腸がストレスを感じて働きが鈍っているのです。
現代人でここが柔らかい人は、残念ながらあまりいません。
小腸が活発に働くと免疫機能もアップします。
また、みぞおちから肋骨の下にかけても刺激してあげてください。
緊張しがちな方や精神的なストレス過多の方は固くなっています。
ほぐしてあげると呼吸が楽に、深くできるようになりますよ。
ほぐした後に、以下に紹介するポーズをして伸ばしてあげるとよいでしょう。
ヨガのアサナとしては、「猫のポーズ」もいいですね。
お腹が自由に動くので、腹式呼吸が楽にできます。
もちろん、ねじったりするのも効果的です。
寝転んだ状態でも、座った状態でも構いません。
体側を伸ばすのも内臓が動きやすくなるので効果的です。
立位でも座位でも、お好みで。
また、ほぐすときに鼠径部の腸骨の上側の奥の方に腸腰筋があるので、ここまで指が届けば腰痛改善にもつながります。
腹筋が緩んでいないと届かないので、前屈の姿勢が大切です。
腹筋などの体幹は、常に鍛えていることが誰にとっても必要です。
が、力を入れたときは固く、緩めたときは柔らかいのが理想の筋肉です。
腹筋がバキバキに割れている方も、その上に脂肪が乗っかっている方でも、食事や生活がきちんとしていてストレス解消ができている方は、お腹が柔らかいです。
内臓はインナーマッスルで覆われ、さらにアウターマッスルが筋膜で繋がっています。
このテクニックは単純ですが、全てほぐすことができます。
簡単に習慣化できますので、ぜひやってみてくださいね!
もちろん、ヨガレッスンの中でも指導しておりますので、学びに来てください♪