以前、「丹田に力をこめる」 という内容のブログ記事を書きましたが、たまに間違ってしまう人がいます。
力を入れて気張ってしまうと、あらら大変、脱肛になってしまいます。
気張るのは便をするときだけでいいです。
丹田は、バランスを取る中心点です。
自然に力がこもってくるようにしなければいけません。
そして、そのコツは、排便時と逆です。肛門を締めることなんです。
ここでおさらい。丹田に力をこめるには、立って
1.足の親指側、脚の内側に力を入れる (お腹が少し引っ込む感じです)
2.肛門を締める
3.顎を軽く引き、背筋を伸ばして胸を張り、肘を閉め、手指の小指側に力を入れる
いわゆる「腰を入れる」という状態です。
この状態だと呼吸が自然に深くなり、どんな動作をしても負担が最も少なく、効果的です。
健康にいいからといって体を動かしていても、丹田に力がこもっていなくては、逆に痛めたり怪我をしてしまったりするかもしれません。
丹田に力がこもっているのを確かめる方法は、呼吸です。
自然に深い呼吸になっていればOKです。心も落ち着いていて頭も冴えてきます。
瞑想をするときも結跏趺坐を組みますよね。
自然に丹田に力がこもり、呼吸が深くなっていくからです。
呼吸、特に吐く息に意識を向けていきます。ちゃんと吐ければ吸う息は勝手に入ってきます。
瞑想時だけでなく、日常生活の中でも、自分が深い呼吸ができているか、ちょっと感じてみてください。