映画から学ぶ「腰の入った」体の使い方♪ 便利な現代において、あえて昔ながらの生活をしてみては?

2019/06/18

こないだ何気なく見ていた映画からも、体の使い方を学ぶことができました。

 

たまたま大竹しのぶが出ている映画を続けて見たのですが…、彼女、とっても可愛いですね!

 

この記事の趣旨は彼女を褒めることではありませんが、年齢を重ねてもあんなに可愛いなんてすごいです!

 

でもそれ以上に私が感じたのは、体がとっても小さいのに演技にちゃんと腰が入っていることです。

 

言うまでもありませんが、役者は腹から声を出さないといけません。

 

つまり、「腰が入っている」ということです。

 

体の大きさは関係ありません。それを再確認させていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が見たのは新藤兼人監督の『一枚のハガキ』。

 

戦中戦後、戦争によって家族を失った男と女の物語で、豊川悦司と大竹しのぶがメインをはっています。

 

電気も水道も引いていない田舎に住む女性役の大竹しのぶは、日本の昔ながらの力強い生活を見せてくれます。

 

天秤と桶で川から水を運んだり、石臼で粉を引いたり、といった姿がとっても自然でした。

 

きちんと腰が入って、リズムを刻んでいました。

 

復員した男性役の豊川悦司に、体の使い方を教えるシーンもありました。

 

鋤や鍬で田畑を耕すのも、腰が入っていないとすぐに疲れてしまうし体を痛めてしまいます。

 

余談ですが、最後の耕すシーンは腰が入っていませんでした(汗)。

 

豊川悦司は漁師という設定だったので、腰を入れないとできない職業のはずなんですが、彼は欧米体型なので難しいのかな?

 

 

 

 


 

 

 

 

 

そこで思い出したのが、私がネパールを訪れたときの風景。

 

日本の古き良き時代といったような田園風景と、山あいで昔ながらの生活をしている人たちがたくさんいます。

 

家畜の餌になる草や枝を刈って運んだり、煮炊きをするための薪を切って運んだり、田畑を管理するのは女性の仕事です。

 

彼女たちは本当に力強いんです。歳をとっても!

 

体はとっても小さいのに、膝と腰をちゃんと使えているので、重いものを運んだりできるんですね。

 

私も田舎暮らしをしていたとき背負子(しょいこ)で薪を運んだり、ネパールの山あいの村でホームステイをしていたとき家畜の飼料を刈って運んだり、山小屋で働いていたとき歩荷(ぼっか)をしたりしましたが、前傾姿勢でバランスを取らないと全然できないんですよね!

 

昔の写真を見ると、100kg以上の荷物を運んでいた強力(ごうりき)や歩荷がいかにすごいかわかります!

 

私は30kgで音(ね)を上げてしまいます。

 

昔の人のように今の私たちはいかないでしょうが、この体の使い方を学んで現代の生活に活かしたいものです。